インプラント体の長さに対する骨幅が十分な場合でも、直径に対する骨幅が狭いとインプラント手術はおこなえません。
このような場合、歯槽骨の骨幅を造成したり拡大する治療が必要になります。
リッジエキスパンジョンは骨造成というよりも骨幅を拡大してインプラントを可能にする治療です。
歯槽骨頂部をノミのような形状の特殊な器具用いて二分割し、骨を広げてできた孔にインプラント体を埋め込みます。インプラント体と骨とのスペースには骨補填材を満たし骨再生を促します。
処置費用 | なし。 ※骨補填材(骨生成材)使用
※骨補填材(骨生成材)とPRP(自家多血小板血漿)を併用する場合は別途費用がかかります。※当院は「PRP(自家多血小板血漿)を用いた口腔内組織の再生医療」において、 再生医療等提供計画を国(厚生労働省)に届出した医療機関(再生医療等提供機関)です。 |
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メリット | 特別な費用がかからない
頬舌的に骨幅の狭い歯槽骨の方でもインプラント体の埋入が可能当院ではリッジエキスパンジョンをインプラント埋入手術の一環と考えています。 必要な場合に実施しているため特別な処置費用はありません。 頬舌的【(唇側:外側)と(口内:内側)】に骨を残せる可能性が高まる。 他院でインプラント手術は不可能と言われた方でも、診断によってはインプラント手術が可能になるかもしれません。 |
デメリット | 顎骨をうまく分割、拡大しないと骨を大きく失うことになる 特に骨の硬い下顎は難易度が増す。 |
リスク 副作用 |
手術時に痛みや違和感がある(麻酔で軽減)
手術後に腫れや痛みを伴う(鎮痛剤等の処方) |